2014年12月20日土曜日

PSYCHO-PASS2の視聴終了

PSYCHO-PASSの第二期である「PSYCHO-PASS2」が最終回を迎えた。

率直な感想を言うと、最後の締め方が第一期と比較するといまいちというか、もやっとしたものが残るのが正直なところだけど、こういう終わらせ方しかなかったのかもしれんなとは思う。

以下ネタバレを含むので注意。




今回のテーマである「What Color」の意味、おまえは何色だという問いかけは実は結構深かったなと。
鹿矛囲は人為的に作られることになった180名を越える「集団的サイコパス」の持ち主だけど、彼の存在が同時に200を超える免罪体質者の脳の集合体であるシビュラシステムの色(集団的サイコパス)を問う対比になるのは面白いと思う。

最後は鹿矛囲の集団的サイコパスを認めることにより、シビュラシステム自身の集団的サイコパスを認め、「個」としてはクリアでも、「集団」としてはクリアではない存在、集団をクリアたらしめない存在(邪悪)がクリアである個の中に存在することを認めることで、全能者のパラドックスをクリアした(と、私は解釈したけど合ってるのかな)。
結果として集団的サイコパスを濁らせる存在を排除することで、シビュラは己をクリアに保ったが……禾生が語ったようにこのやり方は大量虐殺にも繋がる思考であるから、これが正解とも言えない。

東金美沙子(の脳)はシビュラの中にあって、免罪体質者でありながらシビュラシステムの集団的サイコパスを濁らせる要因となる存在のひとつ、邪悪の象徴として描かれた。
東金朔夜は美沙子が人為的に作り出した免罪体質者であるが、美沙子がシビュラの一員になることをきっかけに白が黒に転じた存在となった。
結果的に、シビュラが集団的サイコパスを認めるのと同時に破滅することになった。

問題なのは霜月“ぜかまし”美佳で、東金母子にシビュラの真実を明かされ、朔夜の駒に使われることで破滅フラグが立ちまくってたけど、「シビュラの存在を明かされた際の市民の反応のモデルケース」として、というよりシビュラを妄信することを誓った市民として、サイコパスの本質的悪化を恣意的に黙認されたのではないかとすら感じる。

雑賀先生はあくまで今回の事件限定の分析官だったようで、終了後は施設へ自ら戻った。
サイコパスの改善傾向も自ら「常守朱への依存」と自覚したうえで。
朱への依存は朔夜も指摘していたが、実はこれって朱の狡噛慎也に対する依存と根っこは同じで対比だよなと感じる。

他の執行官たちの描写は尺の関係か、異様に端折られてしまったのが残念。やっぱり1クールじゃ足りないよ、PSYCHO-PASSをやるには。
劇場版でその辺の掘り下げをやるのか、そもそも出来るのか。

正直なところ、劇場版に繋げる終わり方をするとばかり思っていたので、今回の終わり方は意表を突かれた感もある。
ひょっとすると第二期と劇場版はまったくリンクしない話になるのか。

まあ楽しませて貰えました。あとは劇場版を楽しみに待ちましょう。

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