2014年12月15日月曜日

GC-2000は諦めようかと思ったのだけど

先の記事に書いた、初代MT-G「GC-2000」のジャンク品を入手したけど、再生を断念というお話。
先の記事を書いた後に、少し状態に進展が見られたので、完全に再生を断念するのではなくて、「G-SHOCKとしての完全な形での再生は断念するけど、腕時計として運用可能な状態までは持って行きたい」と路線変更をすることにした。

そもそもMT-Gが欲しいけど、あまり高額な物は買えないので、安いものを物色していたらたまたまGC-2000とMTG-900系がヒットしたという話なのだけど、GC-2000は届いてみたらかなり酷い有様。


恐らくメタル製のG-SHOCKということで、かなり過酷な使われ方をしていたのではないかと推察するけど、清掃のために分解してみるととにかく目に見えない部分の錆と汚れが凄まじかった。
錆が腐食を伴うレベルでなかったのが幸いだったけど、恐らく汗や皮脂の影響を受けやすい裏側が集中的にやられるんだと思う。
洗浄中に根気強く錆取りを行ったら、かなり除去することに成功。

また清掃中、ベゼルにはめ込まれている樹脂パーツが経年劣化と加水分解であっさり崩壊。
バラバラになったというよりは、もともと構造的に弱いところが耐えきれず割れちゃったという感じで、縁の部分があちこち崩壊してしまい、再利用不能に。
ロゴ部分の塗装も弱いみたいで、ちょっと洗浄しただけで溶剤を使っているわけでもないのに溶け出してしまう始末。


主要なパーツは残ったけど、ベゼルの樹脂パーツがなくなっているので組み付けが出来ない状態(と思ったが、バネ棒とビスで一応結合はした)。
もともとメタルバンドが異様に短いので、部品を調達して延長は必要。
結合した状態で引っ張ってみても結構ガッチリと止まっているので、この状態であればG-SHOCKとしての完全な状態での復元は無理でも、腕時計としての機能を復元するのは可能と判断。
外装がかなりメタメタだけど、モジュールの状態がいいのが幸いしたし、ベゼルの樹脂部品が結合に関してはそれほど重要な部品でなかったのも幸いした。
多分あの樹脂部品はモジュール部を完全に中空で浮かせるのではなくて、金属部とモジュール部を結合する役割とショックアブソーバーとして機能しているのではないかと思う。
今の結合状態ではアブソーバーを失っている状態なので、防水性は確保できても耐衝撃性はかなり落ちているのではないかと思う。

仕方ないので、ジャンク品で別のGC-2000を落札することにしたけど、こっちも凄まじく汚い状態。
分解してみると、こちらも裏側に錆が浮いている。
またこの個体は竜頭が壊れていて時刻設定ができないという致命的な状態。
本来このモデルはネジロック式竜頭だけど、ネジがかからないということは、恐らくネジロックごと内部構造をねじ切ってしまっているのだと思われる。
電池は生きていてまだ機構は動いていたので、電池は最初の物のモジュールへ移植。


洗浄前の汚い状態で分解写真を撮ってみる。
やはりこちらの固体もロゴの塗装の劣化が酷いのと、先の固体と同じ部分でベゼル樹脂部の破損が起こっていたので、こちらの樹脂部品も再利用は困難と判断している。


樹脂パーツをひっくり返した状態。これでも目立つ汚れは掻き落とした後だけど、それでも汚い。
手前側の竜頭が通る部分が先の個体でも崩壊したし、この個体も既に割れている状態だった。


ベゼル金属部の裏側。これも汚れを掻き落とした後だけど、それでも汚いし錆も浮いている。
先の個体よりも更に洗浄に手間を食いそう。

こっちは部品単位で洗浄して、最初の個体の部品取りと予備部品にして、残りは廃棄するしかないかもしれない。
残せるといっても、メタルバンドの一部のコマとバネ棒、ベゼル金属部くらいしかないが。
モジュールは事実上死んでるし、ベゼル樹脂部も恐らく洗浄中に壊れるだろうなと。
バンドが全部残せないのは、そもそも最初の個体がGC-2000-1Bで次の個体がGC-2000-2Bと色違いなので、組み付けた場合色が合わないのが最初からわかっているため、樹脂部以外しか残せないなということで。(ベゼル樹脂部も本来同じ理由で残せないが)

中古市場でGC-2000があまりないのって、古いってのは当然あると思われるけど、何より使い潰されてしまった個体が相当数あるのかもしれない。
初期のG-SHOCKも未だ結構手に入るなかで、このモデルが妙に程度の良い個体数が少ないのは、それだけ過酷な環境で使われていたということなのかもしれず。

ジャンク品といわれているものを再生するのは楽しいのだけど、代替部品が容易に手に入らないものはちょっとしんどいかも。
共食い整備は最初から覚悟の上ではあるけど、同じ弱点を持ったもの同士なので、取りたい部品が双方でやられてるとなった場合が特に辛い。

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