2013年8月24日土曜日

艦これに登場する軍艦の名を継いだ海自護衛艦たち

こちらのブログのログインパスワードを忘れたと思い長らく放置してましたが、よく考えてみたらGoogleアカウントでしたね。
長くアクセスしてないとそんな簡単なことも忘れてしまいます。


さて、まとめる場所もそんなにないので、前々からやってみたかったネタをここに投下することとします。

今話題のオンラインゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」
ゲームの紹介とかはサクッと省きますが、このゲームに登場する艦娘たち=大日本帝国海軍の艦艇の名前は海上自衛隊の護衛艦や海上保安庁の巡視船に代々受け継がれています。
あとは消防船とか税関船とかにも。

海保の巡視船などを入れると大変なので、海自の護衛艦に絞り、どの艦名がどの艦種に受け継がれたのかを一覧にしてみました。
しかし退役済の全艦艇を対象にするとキリがないので、以下の制限をかけました。
この制限をかけないとキリがないだけでなく、名前が被るものも出てきますので……

・原則的には現在就役中の護衛艦
・既に退役、除籍している艦でも同型艦が2000年代に就役していれば対象にする


伊勢型戦艦 一番艦「伊勢」
 → ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦 2番艦「いせ」(DDH-182)
伊勢型戦艦 二番艦「日向」
 → ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦 1番艦「ひゅうが」(DDH-181)

金剛型戦艦 一番艦「金剛」
 → こんごう型イージスシステム搭載ミサイル護衛艦 1番艦「こんごう」(DDG-173)
金剛型戦艦 二番艦「比叡」
 → <退役済>はるな型ヘリコプター搭載護衛艦 2番艦「ひえい」(DDH-142)
金剛型戦艦 三番艦「榛名」
 → <退役済>はるな型ヘリコプター搭載護衛艦 1番艦「はるな」(DDH-141)
金剛型戦艦 四番艦「霧島」
 → こんごう型イージスシステム搭載ミサイル護衛艦 2番艦「きりしま」(DDG-174)


蒼龍型航空母艦 一番艦「蒼龍」
 → そうりゅう型潜水艦 1番艦「そうりゅう」(SS-501)


千歳型水上機母艦(軽空母) 一番艦「千歳」
 → <退役済>ちくご型護衛艦 6番艦「ちとせ」(DE-220)
千歳型水上機母艦(軽空母) 二番艦「千代田」
 → ちよだ型潜水艦救難母艦 「ちよだ」(AS-405)

妙高型重巡 一番艦「妙高」
 → こんごう型イージスシステム搭載ミサイル護衛艦 3番艦「みょうこう」(DDG-175)
妙高型重巡 三番艦「足柄」
 → あたご型イージスシステム搭載ミサイル護衛艦 2番艦「あしがら」(DDG-178)

高雄型重巡 二番艦「愛宕」
 → あたご型イージスシステム搭載ミサイル護衛艦 1番艦「あたご」(DDG-177)
高雄型重巡 四番艦「鳥海」
 → こんごう型イージスシステム搭載ミサイル護衛艦 4番艦「ちょうかい」(DDG-176)

最上型重巡 二番艦「三隈」
 → <退役済>ちくご型護衛艦 3番艦「みくま」(DE-217)
最上型重巡(航空巡洋艦) 四番艦「熊野」
 → <退役済>ちくご型護衛艦 10番艦「くまの」(DE-224)


利根型重巡 一番艦「利根」
 → あぶくま型護衛艦 6番艦「とね」(DE-234)
利根型重巡 二番艦「筑摩」
 → あぶくま型護衛艦 5番艦「ちくま」(DD-233)


天龍型軽巡 一番艦「天龍」
 → てんりゅう型訓練支援艦「てんりゅう」(ATS-4203)

長良型軽巡 六番艦「阿武隈」
 → あぶくま型護衛艦 1番艦「あぶくま」(DE-229)

川内型軽巡 一番艦「川内」
 → あぶくま型護衛艦 4番艦「せんだい」(DE-232)
川内型軽巡 二番艦「神通」
 → あぶくま型護衛艦 2番艦「じんつう」(DE-230)

夕張型軽巡 一番艦「夕張」
 → ゆうばり型護衛艦 1番艦「ゆうばり」(DE-227)


島風型駆逐艦「島風」
 → はたかぜ型ミサイル護衛艦 2番艦「しまかぜ」(DDG-172)

睦月型駆逐艦 八番艦「長月」
 → <退役済>たかつき型多目的護衛艦 4番艦「ながつき」(DD-167)
睦月型駆逐艦 九番艦「菊月」
 → <退役済>たかつき型多目的護衛艦 2番艦「きくづき」(DD-165)
睦月型駆逐艦 十一番艦「望月」
 → <退役済>たかつき型多目的護衛艦 3番艦「もちづき」(DD-166)
 ⇒ <退役済・艦種変更>たかつき型特務艦「もちづき」(ASU-7019)

吹雪型駆逐艦 二番艦(特型駆逐艦 二番艦)「白雪」
 → はつゆき型汎用護衛艦 2番艦「しらゆき」(DD-123)
 ⇒ <艦種変更>しまゆき型練習艦 2番艦「しらゆき」(TV-3517)
吹雪型駆逐艦 三番艦(特型駆逐艦 三番艦)「初雪」
 → <退役済>はつゆき型汎用護衛艦 1番艦「はつゆき」(DD-122)
吹雪型駆逐艦 五番艦(特型駆逐艦 五番艦)「叢雲」
 → <退役済>みねぐも型対潜護衛艦 3番艦「むらくも」(DD-118)
 ⇒ <退役済・艦種変更>みねぐも型練習艦「むらくも」(TV-3511)

綾波型駆逐艦 八番艦(特型駆逐艦 十八番艦)「曙」
 → むらさめ型汎用護衛艦 8番艦「あけぼの」(DD-108)
綾波型駆逐艦 九番艦(特型駆逐艦 十九番艦)「漣」
 → たかなみ型汎用護衛艦 4番艦「さざなみ」(DD-113)

暁型駆逐艦 三番艦「雷」
 → むらさめ型汎用護衛艦 7番艦「いかずち」(DD-107)
暁型駆逐艦 四番艦「電」
 → むらさめ型汎用護衛艦 5番艦「いなづま」(DD-105)


白露型駆逐艦 三番艦「村雨」
 → むらさめ型汎用護衛艦 1番艦「むらさめ」(DD-101)
白露型駆逐艦 四番艦「夕立」
 → むらさめ型汎用護衛艦 3番艦「ゆうだち」(DD-103)
白露型駆逐艦 六番艦「五月雨」
 → むらさめ型汎用護衛艦 6番艦「さみだれ」(DD-106)

朝潮型駆逐艦 一番艦「朝潮」
 → はるしお型潜水艦 7番艦「あさしお」(SS-589)
 → <艦種変更>はるしお型練習潜水艦「あさしお」(TSS-3601)
朝潮型駆逐艦 三番艦「満潮」
 → おやしお型潜水艦 2番艦「みちしお」(SS-591)
朝潮型駆逐艦 四番艦「荒潮」
 → <退役済>はるしお型潜水艦 4番艦「あらしお」(SS-586)

陽炎型駆逐艦 三番艦「黒潮」
 → おやしお型潜水艦 7番艦「くろしお」(SS-596)


こうして見ると、海自でまったく採用されていない艦名や、90年代以前に除籍となった護衛艦以後、今のところ採用されていない艦名も数多く残っていることがわかります。
(大和、武蔵、長門などの戦艦名は意図的に避けてると思いますが)
しらね型ヘリ搭載護衛艦1番艦「しらね」(DDH-143)の名前はもともと「こんごう」になる予定だったとか。しかし時の防衛庁長官のゴリ押しで名前が決まったらしいことがWikipediaには書いてあります。
おかげで後年「こんごう」は海自初、しかも米海軍以外では世界で初めて就役するイージス艦になるわけですが。
あたご型イージス艦「あたご」については、重巡「愛宕」の最期(レイテ沖海戦)が悲劇的だからとこの名前を採用することに反対する意見や、「ゆきかぜ」とする案もあったのだとか。
ゆきかぜという名前になっていたら、あの事故は起こらなかったのだろうか……

妙高型と高雄型の現有名はいずれもイージス艦というのも興味深いです。
伊勢型は偶然なのか意図的なのか、旧海軍の戦艦での命名順序と海自護衛艦の命名順序が逆になったのも興味深いところ。
そしてそのひゅうが型護衛艦がはるな型護衛艦(金剛型戦艦より名前を継承)の後任となったのも偶然なのか……

ちなみに先日進水したばかりの(進水前に名前がバレるという大アクシデントがあった)「いずも」(DDH-183)もまた因果な名前だなと。
ひゅうが型に続く全通甲板を有するヘリコプター搭載型護衛艦(DDH)ですが、当然その姿は軽空母、あるいはヘリ空母に見えます(というか実質ヘリ空母ですが……)
大戦中の商船改造航空母艦であった飛鷹型の一番艦「飛鷹」の商船時代の名称は「出雲丸」だったといいます。(ちなみに竣工したのは飛鷹より隼鷹の方が先ね)
まさか艦これの逆を行くネーミングになるとは予想もしてませんでしたよ。
 『ひよ……じゃなかった。「いずも」です』
てかいずも型、海自最大と言われてますが大戦中の正規空母「飛龍」の基準排水量越えてますしね。
いずも型2番艦は来年起工で2016年度末竣工予定、ひゅうが型がはるな型を代替したのと同様、いずも型はしらね型(しらね・くらま)の代艦となります。

そういえば、「しらね」って火災事故を起こしてCICが使い物にならなくなったんで、「はるな」を延命して先に退役するかもしれなかったのが、「はるな」も老朽化してるんでCICの移植修理をしたという凄いことになってるんですね。
2番艦の「くらま」も関門海峡で衝突食らって艦首がほぼ全損という、どでかい損傷に縁のある艦型になっちゃいましたが。
約30年も現役やってると色々あるということなのでしょうか。

こうやって色々と資料を見ていると、「21世紀の艦これ」が見てみたくなりますねえ。

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