2010年5月8日土曜日

iPad国内版発売発表に思う

#記事執筆開始時点(5/8 14時頃)の情報ではApple Store販売分は
#SIMロックフリーらしいという話でしたので、その情報をもとに
#本記事を執筆しています。
#どうやらApple Store分もSIMロックがかかっているらしいので、
#上記をご了承いただきお読みいただければ幸いです。


ソフトバンクモバイルからAppleの「iPad」発売のリリースが出たことで、Twitterが騒がしくなっております。
iPadに欠片も興味が湧かない身としては、ぶっちゃけ「あ~、またウザい祭が始まった」という感覚だったりします。
ちょっと俯瞰していて気になったのが「docomoざまぁ!」的な論調が端々にあること。
Apple製品を扱えることがそんなに偉いのでしょうかね。

それはともかく、折角ドコモの話が出てきたので、ちょっと考えてみようかなと。

先日ドコモはiPad向けのSIMを供給する意向であるとの発表がありました。
これはiPadの獲得競争に敗れたからこそ、SIMロックフリーであるために回線のみ供給することを画策したのではないかという意見を何カ所かで見ましたが、これはある意味正しいのではないかなと思います。

逆に、iPhoneをSBMが獲得した以上、iPadの獲得でもSBMが有利であることが予想される上、ドコモとしてはAndroidにある程度の目処が立つ状況があれば、無理に本体獲得に動かないという選択肢も取り得るのではないかと思うのです。
ただしやはりiPadのバリューは絶大であることは否定しがたく、その恩恵にあずかるために回線供給を決めたとも考えられなくはありません。

またこのことについては、日本通信も絡んでくるのではないかとにらんでます。
現在、日本通信の「b-mobile 3G」などのドコモMVNOサービスは、ドコモからFOMAカードも供給してもらっているという状況で、自前でSIMカードを調達していない状況です。
もし日本通信がSIMロックフリーであるiPad向けにサービス提供を検討しているとして、自前でmicroSIMカードを調達しようとすると、そのSIMカードをドコモのFOMAカードと同等に扱えるのかという問題が生じるのではないかと。
ドコモがmicroSIM(ドコモではミニSIMカードと呼称するようです)を供給するのであれば、それをそのまま日本通信にも供給してもらった方がよいのではないかと。


iPadの3G対応版はmicroSIMカードを採用するものの、SIMロックフリーで供給するということで発表されていることもあり、SBM向けはキャリアの意向でSIMロックがかかるとしても、Apple Storeで販売する分までSBMのSIMロックをかけるということはしないのではないかと思います。
(他国においてもキャリア供給版はSIMロック、Apple販売版はSIMロックフリーということには絶対ならないってことはないと思ってます)

SBM供給分は専用料金プランとのセット、通信料金と合わせての端末料金の割賦が可能であること、定額プランにおいては通信料の割引などといったところでアドバンテージを与え、Apple販売分は一括払い(クレジットとかはまた別として)である一方で、回線の選択肢を認めるという差別化をしてくることは考えられるところです。
(Apple直販では3G対応版を売らないなんてことはさすがにやらないよね!?)

ドコモや日本通信としては、端末の流通や保証などといったリスクを背負うことなく、Appleが販売するSIMロックフリーのiPadに対して回線のみ供給して通信料金を取る方がよいと判断したとも考えられなくはないのです。
端末供給までやってしまうと、販売数のコミットや価格などの面でも負担になり得ると、SBMのiPhone販売を見ていて判断したとしても不思議はないのではないかと思うのです。

また、iPhoneの販売に関して、「SBM網であることを理由に買わない」という層は根強く存在します。
こうした層の存在に注目し、端末販売をSBMに渡すとしてもそのことによって取りこぼされるであろう層に対して、SIMロックフリー版に対して回線供給をすることにより取り込もうとしているとも考えられます。
絶対数としてはSBM版の方が売れるのでしょうが、SIMロックフリー版の売れ行きとドコモや日本通信がiPad向け回線供給を行うのであれば、その契約状況を注視することで、その答えが見えてくるのではないかと思っています。
ちょうど、ドコモの新製品発表が5月18日に予定されています。iPad発売の10日前です。
この席上、iPad向け回線供給が正式に発表されるのかも知れませんね。

例えば1年後、SBMがブッちぎりで圧勝しているのか、ドコモが“試合に負けて勝負に勝つ”となっているのか、非常に興味深い状況が始まったのかも知れません。

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