2009年10月1日木曜日

「ヒトラー 〜最期の12日間〜」を見た

随分前から見たいと思っていたものの、レンタルDVDの貸し出し中が続いててこれまで見ることが出来なかった「ヒトラー 〜最期の12日間〜」をようやく見ることが出来ました。

2004年公開のドイツ、オーストリア、イタリア共同制作による戦争映画。
監督は「es」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。
ヨアヒム・フェストの原作とトラウデル・ユンゲ(ヒトラーの秘書で最期まで総統地下壕に留まった一人)の回顧録を元に作られています。
アドルフ・ヒトラーを演じたブルーノ・ガンツはこの作品で「ドイツ語圏の俳優で初めてまともにヒトラーを演じた」俳優となりました。(ちなみにブルーノ・ガンツはドイツ系スイス人)

私がなんでこの映画を知ったかというと、実はニコ動やYouTubeにアップされている嘘字幕シリーズ。
作中の印象的なシーンに適当な字幕をつけて総統閣下がいろんな分野のヲタと化す腹筋崩壊必至の爆笑動画なわけですが。


私はあまりナチスドイツについては詳しくなくて、ヒトラーや中心的幹部についてちょっとだけ文献をかじっただけなのですが、最期に向かって進んでいく絶望感の描写が凄いと感じました。
またブルーノ・ガンツの演技が凄すぎる。
「不機嫌な時の言葉は学童とほぼ同じ程度だった」とするアルベルト・シュペーアの証言その通りの大人げなさを遺憾なく発揮し(前述の嘘字幕シリーズは大概こういうシーンをネタにされる)、また身近な女性や子供に対しては親切で寛容だった、紳士だったという証言の通り、非常に穏やかで紳士的な一面を見事に演じ分けています。
(やや誇張しすぎという意見もあるとか)
ヨーゼフ・ゲッベルス役のウルリッヒ・マテスもかなり強烈でした。
身長を除けばは虫類的な容姿のゲッベルスそっくり。(むしろ身長が高いことでより強く強烈なイメージを与えることに成功したと思う)
ハインリヒ・ヒムラー役のウルリッヒ・ネーテンもよく似てたなぁと思いましたが、こちらは時局的に比較的早いうちに出番が終わってしまいます。
エルンスト・ギュンター・シェンク教授が非常に人道的な人物として描かれていますが、実際は人体実験なども行っており評価が分かれるのだそうな。

ナチスドイツのやらかした犯罪行為は当然許されるものではありませんが、この映画を見ているとヒトラーもゲッベルスも、他の人々も、みんな一人の人間であり父親であり母親だったのかなと思わずにはいられませんでした。
何が人を狂わせるんでしょうね。


嘘字幕でよく使われてる総統が自殺を口にするシーンは、思っていた以上に深刻な内容を喋ってることにちょっと驚きました。
ただ嘘字幕を思い出してついつい笑ってしまいますが。

「大っ嫌いだ、バーカ!」
「ちきしょーめ!」
「おっぱいぷるーんぷるん」

もう字幕なしでもそうとしか聞こえません(爆)


興味のある方は是非ご覧ください。

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